なおやん日記

人間らしさってなんだろう。AIが普及する時代に大切なもの

最近、テキストだけでなく画像や動画までもが生成AIで簡単に作れるようになってきた。実際に自分もChatGPTを頻繁に利用しているし、Stable diffusionなどの画像生成AIやRanwayなどの動画生成AIで遊んだこともある。

AIで遊んでいてめちゃくちゃ驚いたのが、NoLangという動画生成AI。

まさに「ワンクリックで」動画が作れる。

ちなみに実験的にYouTubeにその動画を投稿してみた。

こんな動画が本当に簡単に、1分くらいあれば作れる。サムネイルは別途作る必要があるのでそこも含めればもう少し時間はかかるのだけど、動画自体は本当に簡単に作れる。

こうなってくると、他のパターンの動画も簡単に作れるようになるのは時間の問題な気がしていて、それは動画に限らず、システム開発など他の分野でもAIだけで作れるようになってくるのではないかと思っている。

それはワクワクするし素晴らしいことだとは思うけど、じゃあAIが普及した場合に人間はどのように振る舞って生きていくのだろう?と考えてしまう。

これはChatGPTが登場する前からよく議論されてきたことではあるのだけど、改めて考えさせられるフェーズに来たような気がする。

個人的な答えとしては、AI時代には「人間らしさ」がとても重要になる。AIが出てくる前はクリエイティブな発想とか、イラスト、デザインが非常に大切だと言われてきたけど蓋を開けてみればそれらはAIが最も得意とする分野で、結局人間の想像力はAIに及んでいない。(開発者には分かっていたのだろうけど)

だから、人間らしさ。

では、人間らしさってなんだろう?

個人的に思う人間らしさは、こんな感じ。

  1. 不完全であること
  2. 失敗をすること
  3. 完全になろうとすること

不完全な人間だから失敗をするし、そこから学んで完全になるろうと奮闘すること。これが人間らしさなんじゃないかなと。

「優秀じゃないけど、なんだか憎めないやつ」っているよね。優秀じゃないけど頑張っている姿が憎めなくて、むしろ応援したくなってしまう人。これがまさに人間らしさを表しているのではないかなって思う。

逆に、AIは失敗ができない。

今はまだ失敗するフェーズにいるかもしれないけど、あと3年もすればほとんど失敗しない精度にまで高まると思う。こうなると逆に失敗ができないし、高度な計算の上で失敗することを選んだとしても、それを受け取る側の人間がAIに対して「人間らしいな。憎めないやつだな」と思えるかどうかは甚だ疑問。

むしろAIなんだからミスするなよって思う可能性のほうが高く、応援したくなる、みたいな感情によってAIを選ぶことはないと思う。

これが、今考えている人間らしさ。

AIは「たまには失敗するけど憎めないやつ」にはなれないんじゃないかなって。

 

あくまでこれも人間が想像した範囲内のことで、AIはそれを超えてくる可能性も大きい。人間の複雑な感情も理解して、この人にはこう振る舞えば可愛がってもらえるということが分かるようになるのかもしれない。

それは今これ以上考えても分からないことなので、考えることはやめよう。

とにかく今は人間らしく、完璧じゃないなりに楽しいことをたくさんやり、失敗もたくさんして、自分が求める自分に近づけるように精一杯生きていこうと思う。

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