なおやん日記

声を荒らげて怒ることの意味はあるのか

昨日、職場で社員同士がピリピリする場面があった。いま参画しているプロジェクトはどうやら納期がカツカツで、社員はかなり遅くまで残業をしている。

そんな背景もあり、開発のリーダーをやっている方の感情が荒ぶった。

原因としては本人も自分のことで精一杯なのに僕を含めたあらゆるチームメンバーから質問に合っていたからだと思う。

分からないことを質問することの良し悪しは置いといて、感情や声を荒らげて怒ることにはなんの意味があるのか?と思った。前から思っていたことでもある。

声を荒らげて怒ることの意味

正直に言うと僕は「プラスの意味は全くない」と思っている。むしろかなりマイナス要素が大きい。

まあ、それでも無理やりプラスの意味も考えてみよう。

怒るメリット

  1. 感情を吐き出せる
  2. 相手によっては恐怖で支配できる

1.感情を吐き出せる

溜まっているうっぷんを吐き出せることはたしかにメリットかもしれない。今まで思っていたことも含め、感情のエネルギーを込めて相手にうっぷんを込めてぶつけることができる。

場合によってはスッキリするかも。

2.相手によっては恐怖で支配できる

相手(今回はチームメンバー)によっては恐怖で支配できて、無理やりな働かせ方をできるかもしれない。ただしその状態で生産性まで上がるかと言われると謎である。

怒るデメリット

次にデメリットも考えてみよう。こっちのほうが確実に大きいと思っていて、だから怒ることに意味はないと考えている。

  1. チーム全体が不快になりやる気を失う
  2. 相手によっては反発を買う
  3. 相手によっては萎縮し動けなくなる
  4. 怒った本人も後悔する

1.チーム全体が不快になりやる気を失う

チーム全体の場で感情を荒らげれば、怒りを受けた人はもちろんそれを聞いている人全員が不快になる。その状態でやる気が上がるわけなく、長期的に見れば確実に生産性が下がり信頼を失い、良いことは何もない。

働きにくい環境を作り上げるだけ。

2.相手によっては反発を買う

相手によっては反発を買い、イザコザが起こる可能性も高い。今回チーム内で発生した事象もこんな感じで、リーダーとメンバーのひとりがバチバチやりあうことになった。

で、もちろんそれもチーム全体が見えるところでやっているので負のループ。

3.相手によってはい萎縮し動けなくなる

反発することには膨大なエネルギーが必要だし、誰もが反発しバチバチやり合えるわけではない。

とくに優しい人は相手の怒りのエネルギーを全て受け止めてしまって萎縮してしまう人もいる。こうなると動けなくなるし、次に仕事で壁に当たった時など周りに助けを求めることができなくなり結果成果を出せなくなる。

恐怖を与えれば生産性が増すかと言われれば絶対にそうではないと思う。

4.怒った本人も後悔する

これは憶測の部分もあるが、少なからず怒った本人もいい気分にはなれず後悔が残ると思っている。感情に任せた発言は冷静になった際にとても後悔する。

それで謝れる器があればいいが、そうではない場合ずっと本人の中にももやもやが残り続けるのではないか。

感情任せに声を荒らげることに何の価値もないと思う

個人的な狭い考え方としての結論ではあるけれど、声を荒らげて怒ることには何の意味も価値もないと思う。ただただ状況がマイナスに傾くだけ。

もちろん怒った本人もそもスイッチが入るまでにいろいろな積み重ねがあり、最後のひと押しがきっかけになって怒りの感情が溢れてしまったのだとは思う。

でも、それでもチームのリーダーとしてチーム全体を士気を守るべきだとは思うし、自分の発散よりも意識するべきだと思う。

リーダー経験のない自分が言っても考えが薄いのかもしれないけど、今はそう感じている。

これを教訓にして、自分の言動も注意していきたい。

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