ふと、新卒入社をした会社員時代に苦しんでいた時のことを思い出した。あの頃は楽しかった大学生活から一変し、本当に毎日がつまらないなと思いながら生活していた。やりたくないことを毎日やって、どんどん時間だけが過ぎていく。
1年、2年と経過して、社会人になってからの記憶をたどると思い出らしい思い出がほとんど思い浮かばないことに気づく。
大学時代の思い出はこれでもかというくらに頭に浮かんでくるのに。
こんな感じで、毎日つまらなくて、そしてこんなつまらない生活が40年も続くのかと考えて絶望に似た感覚を覚えていた記憶がある。
そんなときに、ひとつのブログ記事に出会った。それはたしか「人生がつまらない20代の君へ」のようなタイトルだった気がする。そこにはなぜ人生がつまらなく感じてしまうのか、などがたくさん書かれてきた気がするのだけど、そのブログの中の1つの言葉に目を奪われた。
「君の人生がつまらないのは、君がつまらない人間だからだ。」
いきなり、自分自身を否定された。
知らない人に、つまらない人間だと言われた。
本当なら、ここでムッとしそうなところだけど、なぜか当時の僕はこれを読んですごく安心した。
というのも、人生がつまらないかどうかは自分次第で変えられるんだ。とスッと腑に落ちてきたから。
それまでは人生がつまらないのは変えられないことだと思っていた。それはその状況を会社のせいにして、環境のせいにして、日本のせいにして、、とにかく自分でどうこうできるものだという認識がまるでなかった。
なので自分の意志で人生を楽しい方向に変えられるんだと知った時に、とても安心感を覚えた。
なんだか言葉遊びみたいに感じるかもしれないけど、今となればこれは事実だと思う。自分の人生を楽しもうと思えば、どうにでも楽しくすることはできる。当時の人生がつまらないのは、まさに自分自身がつまらない人間だったからなのだと思う。
そこから僕は会社を辞めてフリーランスになったり、また会社員になりそしてフリーランスになったり、いろいろな経験をしてみて今は人生を楽しく感じることができるようになった。
つまらないと思えば人生をつまらなくできるし、楽しいと思えば人生を楽しくできる。
まさに自分次第。
せっかく生きていくなら楽しいほうがいいし、なによりもワクワクすることをやるために生まれてきたのだと思う。そんな貴重な人生なので、つまらないことにフォーカスするのではなくてどんどん楽しいことにフォーカスしていこう。