先月からミニトマトの家庭菜園を始めたのだけど、GWで2週間弱ほど家を空けることになった。で、返ってきたら2つあった苗のひとつがほぼ完全に枯れてしまい、もうひとつも葉に元気がなくしぼんだ状態になってしまった。
当たり前の結果なのかもしれないけど、思っていた以上に悲しい感情になった。ごめんねっていう気持ちもとても大きい。
一応自動で少しずつ水を与えられる仕組みは作っていったのだけど、2週間は長すぎたよね。その仕組みがなかったら2つとも完全にアウトだったかもしれない。
それから2日ほど経って枯れていなかった方は少しずつ葉に元気が戻ってきて張りが出てきた。やっぱり水は大切。
枯れてしまった方は茎はかろうじて緑色で水分があるので水を与えているけれど、また葉を付けてくれるだろうか。
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トマトは水を与えない期間があると枯れてしまうけど、近くに生えている雑草は人間が水を一度も与えなくてもずっと元気だ。ちょっと不思議に思った。トマトだって植物だから、そもそもは人間ありきの生命ではないはず。
調べてみたら、トマトなどの野菜など人間が食べるものは何度も品種改良されて人間が手をかけないと生きていけない状態にされてしまっているのだとか。人間が手をかけること前提で、甘くなるように、おいしくなるように、品種改良されている。
で、雑草は何年もかけて強い生命力を培ってきたとか。
なんだか、それって自然ではないなぁと感じてしまった。
売るためには品種改良が必要なことも理解はできるけど。
トマトのおかげで、枯らせてしまった悲しい気持ちだとか罪悪感だとか、品種改良について考えることだとか、いろいろなことを学ぶきっかけになった。